初めての海外出張、旅行への準備、服装、注意

初めての海外出張、旅行への準備、服装、注意

初めての海外出張、旅行への準備、服装、注意

今では、誰でも、気楽に海外旅行ができる時代です。初めての海外出張や旅行の前は、ワクワクして出発が待ち遠しい反面、少し、心配になる方もいるのではないかと思います。でも、余裕をもって、準備すれば安心です。

 

個人的な好みの問題ですが、初めての海外旅行は、旅行会社が航空券など、必要な手配やアドバイスをしてくれるので、パッケジツアーの方が安心できると思います。

 

しかし、海外では、時に、予期しない、トラブルに巻き込まれることがあります。

 

ビジネスでの出張の成功や、楽しい海外旅行にするために、準備すること、気を付けたいこと、そして、不幸にしてトラブルにあった時の対策を、私の経験や失敗談を交えてに記述してみました。 

 

この記事を、少しでも思い出すことによって、読者の皆様が、安心して、海外出張や旅行にでかけることができる事を願っております。

 

持ち物

 

パスポートをお忘れなく!時々、旅行前に ” 自宅に忘れて、慌てて取りに戻った ” などの話を聞いたことがあります。パスポートは、海外では、” 命の次に大切なもの ” と言う人もいます。

 

海外での団体行動で、一緒にバスで空港に向かう途中、突然、、” あら、私、パスポートをもってないわ ” と言った人がいました。すぐに保管場所に取りに戻りました。フライトの出発時間までには、十分に余裕があり、事無きをえました。

 

しかし、そう言う私も、パスポートでは、苦い失敗談があります。

 

ホテルから空港へ向かったタクシ-の座席に、パスポ-トや財布のはいったリュックを忘れた!

 

パスポ-トはいつも身に付けていたのに、この時ばかりは、何故か、リュックにいれていました。“ 絶対に忘れる筈はない ”、と思っていた、ちょっとした油断です。

 

チリの首都、サンチアゴのホテルから、南米最南端の町、プンタ アレ−ナスへのフライトのため、空港へ向かった時のことです。タクシ−を降りて、チェックインカウンタ-へ向かう途中で、リュックが無いことに気がつきました。“ 一瞬、真っ青です。 ”

 

国内便のフライトですが、外国での国内便は、早めにチェックインを締め切ってしまうと聞いていたので、いつも時間に余裕をもって空港に行っていました。

 

ホテルで予約したタクシ−でしたので、ホテルへ電話をかけようとしましたが、この頃は、エクアドルに住んでいたので、エクアドル国内で使える携帯電話しか持参していなかたのです。“さて、困った!”

 

空港のインフォメーションデスクを見つけ、係員に必死に頼んで、ホテルへ電話してもらいました。運よく、ホテルは、タクシー運転手と連絡が取れたらしく、タクシ−は空港へ引き返してきました。” あ-、本当に良かった!”と、ホット一安心でした。

 

ホテルを早めに出たので、フライトまでの時間に余裕があり、本当に良かった、と思いました。

 

読者の皆様も、外国においては、国内便であっても、何があるかわからないので、時間に余裕をもって空港へ行ってください。そして、パスポ−トは、必ず身に着けておいてください。

 

航空券 (eチケット) には、客の情報が記載されていますが、チェックインの時には、必要ですので、印刷してパスポートと一緒に提示して下さい。

 

必要な証明書として、アメリカへの渡航の場合は、他国への乗り継ぎの場合を含めて、ESTA (Electronic System for Travel Authorization) の取得が必須です。アメリカへの渡航が決まったら、早めに取得しましょう。インターネットから、簡単に取得できます。

 

取得したら、印刷して持参してください。空港でのチェックインの時に、ESTAの提示を求められる事があります。

 

私が、パナマから、アメリカ経由で、帰国する時です。パナマ国際空港のチェックインの時、提示を求めらました。私は、必要ない思っていたので、預け荷物のスーツケースにいれていました。

 

係員は、“ 提示がないと、どうしても、チェックインができない ” と、言い張ったため、一旦、既に預けてしまったスーツケースを、許可をとり、開けに行くのに、かなりの時間を要しました。 フライトの出発時間に間に合うか、心配になりました。

 

渡航先によって、その他の証明書が必要な場合があります。旅行会社、航空会社又は、インターネットで確認して下さい。 

 

手荷物は、私の場合、1-2週間の出張や旅行が多かったのですが、大きなスーツケース1個と、パソコンなどを入れて持ち歩く、バック(リュック)1個で収めました。なるべく、身軽に一人でトラブルなく、空港内などを移動できるようにしたい、という考えです。

 

スーツケースには、到着地で荷物を受け取る時などに、すぐに自分の物とわかるように、ベルトを付け、写真を貼り、名前と住所を書いたタグをつけていました。

 

尚、手荷物(預け荷物と機内持ち込み荷物)の制限 (個数と重量)は、国内/国際線、航空会社、搭乗クラス(エコノミー/ビジネス)によります。例えば、ANA国際便のエコノミークラスは、預け荷物2個、重量23kgまでは無料となっております。

 

使用する航空会社のインターネットで確認するか、航空会社に電話で問い合わせしてください。

 

余談ですが、私が妻とエクアドルから帰国する時、首都のキトまで国内線を利用したのですが、預け荷物は、一人当たり1個でした。3個あったので、超過料金を支払いを申し出たのですが、どういう訳か、スルーしました。

 

外国人サービス?そんな訳はないと思いますが、料金面でのチェックが厳しくないのでしょう。こんな事もあるんですね。

 

服装

 

出張先/ 旅行先の気候をインターネットでチェックしてから準備しましょう。飛行機の中は、寒く感じることがあるので、何か、一枚、簡単にはおる物があると便利です。

 

私は、かさばらない下着類は、旅行日数よりも1-2枚多く持っていきました。他の洋服類は、出張の場合は、仕事の書類や得意先へのお土産などがあり、スーツケースのスペースを考えながら、決めました。、洋服類が足りなくなった時は、高額ですが、ホテルのランドリーサービスを利用しました。

 

ランドリーサービスを利用する時は、朝に出せば、通常はその日までに戻ってきます。 しかし、利用する前に、ホテルに返却される日時を確認して下さい。

 

クレジットカード
 
クレジットカードは、いつも使用しているカードと、紛失のリスク回避のために、予備として、 2枚以上のカードを用意した方が良い思います。正直、VISAが一番、使いがってが良いと思います。私の場合、American Ecpress(AMEX)をメインにして、VISAを予備にしていたのですが、AMEXは、海外の店舗によって使えなかった事がありました。

 

複数のカードは、別々の財布やケースに入れて、持ち歩いてください。

 

 

出張や旅行には、万全の体調で行きたいものです。しかし、フライト中に風邪をひく人も多いようです。私は、海外出張や個人旅行では、病気になったことはありませんが、常に、風邪薬と胃腸薬は用意し持参します。現地でも購入できますが、日本人の身体に合うか少し心配です。

 

治安

 

治安については、各国とその国の地域の状況によります。出かける前に、外務省安全ホームページで、各国の状況をチェックしてください。先進国に於いても、少しの油断からトラブルに巻き込まれることがあります。

 

鍵をかけた車のトランクに入れていた「旅行バック」を盗まれた!

 

 

ベルギーのブリュッセルから同僚が車を運転し、他の同僚と3人でオランダのアムステルダムの顧客を訪問した時のことです。アムステルダムから、ブリュッセルへの帰り道、オランダの郊外のレストランで昼食をとることにしました。

 

3人共、手荷物は車のトランクへ入れ、トランクには鍵をかけ、車はレストランの駐車場に。

 

そして、食事を終えオランダを出発、3時間後、ようやくブリュッセルに到着しました。さて、トランクから荷物を取り出そうと、トランクの鍵を開けたところ、トランクの中は空っぽでした。” エ〜 ”と3人とも” ビックリ、仰天 ” 思わず顔を見合わせました。トランクには、傷もなく、何らのへんてつもありませんでした。

 

直ぐに、ベルギー警察に被害届を出しました。警察よれば、” う〜ん、これは、功名な本物のプロの仕業です。” トランクを良くみると、僅かに、何かで擦られたような跡がありました。

 

私のカバンには、パソコン、衣類、飛行機のチケットなど、被害は、少なかったのですが、一人の同僚のカバンには、現金20万、クレジットカードがはいっていました。同僚は、直ぐに、カード会社にカード停止の連絡をしたのですが、既に、使用されていました。

 

もう一人の同僚は、ヨーロッパで荷物を盗まれたのは、これで2回目だと言っていました。前回は、パリ〜ブリュッセル間の列車の中で、網棚に置いてあったバックを盗まれたそうです。

 

外国でのバスや列車の中では、荷物は、網棚には置かないようにして下さい。これは、私がエクアドルで、2年間ボランティア活動していた時、散々、JICAから注意されたことです。先進国でも同じです。

 

不幸中の幸いですが、3人ともパスポートだけは、身に着けていました。

 

海外旅行中にパスポートを紛失したら大変です。

 

私は、幸いにして、パスポ−トを紛失したことはありませんが、海外で紛失した場合、地元の警察に届け、紛失の証明書(ポリスレポ−ト)を発行してもらい、在日本大使館で新規パスポ−トか、渡航書を発行してもらうことになります。

 

パスポ−トを持ち歩く時は、バックにいれるよりも、しっかり、身につけている方が無難です。しかし、不慮のトラブルのことも考え、必ず、自分を証明する書類、パスポ−トのコピ−運転免許証を携行して下さい。

 

また、私のような失敗をしないためには、車を離れる時は、手荷物は面倒でも持ち歩いて下さい。大きな荷物のある場合は、信用あるガードマンのいる駐車場を利用することです。

 

海外での国内線フライト

 

前述しましたが、海外で国内線を利用する時は、時間に余裕をもって、空港へ行って下さい。

 

日本の場合は、1時間前に空港に着けば、十分に時間的な余裕がありますが、海外の場合は、早くチェックインを締め切ってしまうことがあるようです。

 

エクアドルの ”グアヤキール” から、首都の ”キト” へフライト、グアヤキール空港で、まだ搭乗時間には十分に余裕があったため、ゆっくり土産物を見ていた時のことです。

 

突然、場内アナウンスで、” 早く搭乗カウンターへ来てください!” と名前を呼びだされました。すぐに、搭乗しましたが、飛行機は、まだ離陸予定時間の前なのに、離陸してしまいました。

 

パナマで国内線に搭乗した時、チェックインをして、搭乗後に、搭乗券のシート番号に座ろうとしたら、すでに、他の搭乗客が座っていました。” あれ、ここは、この番号の席ですね ”と言ったところ、” この飛行機は、自由席だよ ” という返答でした。要するに、早い者勝ちです。何のための、搭乗券番号か、わかりません。

 

このように。日本では常識でも、外国では常識ではない場合もあります。

 

忘れ物に注意

 

海外で、少しの油断から、忘れ物をしてしまうと、殆ど回収ができませんので、注意してください。以下は、私の失敗談ですが、幸運にも後から発見できました。

 

海外の空港でクレジットカ-ドを紛失!

 

 

会議に出席するために、スウェ−デンのストックホルムに出張した時のこと、ストックホルムに着いた時、上着のポケットに「名刺入れ」が無い事に気がつきました。

 

そこには、いつも使用しているクレジットカ-ドが入っていました。“ エ〜どこで、無くしたのだろう? ” と、よく考えたところ、“ きっと、飛行機の乗り継ぎでのウイーンの手荷物検査の時だ!” と思い出しました。

 

ストックホルムへ行くには、直行便がないため、どこかの空港で、飛行機を乗り継ぎます。その時は、オ−ストリア航空を利用したので、ウィ−ンが乗り継ぎ空港でした。その時の検査場は、大変に込み合っていて、検査員が乗客を急かしたため、慌ててしまいました。上着の内ポケットから「名刺入れ」が落ちたことに、気がつかなかったのです。

 

クレジットカ−ド会社に電話して、カードの悪用を防ぐために、直ぐに停止してもらいました。カ-ド会社は、365日、24時間、対応が可能です。

 

幸運にも、帰国のルートが行きと同じで、ウイーンでの乗り継ぎでした。3時間の乗り継ぎ時間があったので、遺失物取扱所 (Lost and Found)へ行き、係員に捜してもらいました。何と、「名刺入れ」は見つかりました!こんな幸運は滅多にないことです。

 

私は、別の出張時でも、荷物検査場にパソコンを置き忘れた事があります。その時は、直ぐに気が付き、検査場まで取りに戻りました。

 

検査場では、荷物を忘れやすいので、特に、混み合っている時は、慌てずに対処して下さい。

 

海外のホテルの部屋の金庫(セーフティボックス)に銀行カードを置き忘れた!

 

中国への出張時、ホテルの部屋の金庫に銀行カードを置き忘れました。私はいつも、財布など貴重品の保管には、部屋の金庫を利用しております。

 

帰国してから、気が付き、先ず、銀行に連絡してカードの停止を依頼、次にホテルへ電話して、カードの所在を確認、中国支店の同僚に頼んで、カードを日本に送付してもらいました。チェックアウトで部屋を出る時は、いつもは金庫の中を確認しますが、この時は、確認が不十分だったと思います。

 

以上のトラブルは、少しだけ気をつければ、問題なく防げることです。又、旅行慣れでの油断は禁物です。

 

ビジネス出張の成功と、楽しい海外旅行をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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