タグアの民芸品　地球にやさしい民芸品

タグアと言う名前をきたことのある人は少ないかもしれません。

タグアは、南米、アフリカ、オーストラリアまで分布するする植物の実で、成熟した実はその実が白くて硬いことから、「象牙ヤシ」或いは「植物象牙」と呼ばれております。

それを材料として、様々な装飾品やアクセサリーが、熟練した職人によって作成されております。

昔はタグアの実はボタンの材料として使用され、日本や欧米にまで輸出されていたようです。

でも、戦後、プラスチックボタンにおされて、衰退してしまったようです。その後、環境保護や村民の生活改善の立場などにより、タグア復活のプロジェクトが実施されました。

エクアドルの南西部に位置するサンタ エレナ県、長く美しい海岸線から少し奥にはいると、緑豊かな森があり、ﾄﾞｽ マンガス.と呼ばれる、人口950人ほどの小さな村があります。

住民たちは、プラム、メロン、スイカ、パパイヤなどを栽培し、小規模農業と民芸品の作成で生計をたてています。

昔、小さな川が僅かな水量と急な流れを伴い集落の近くに集まり、雨季には水嵩が増していました。住民たちは、この川のことをマンガ（スリーブ、袖の意味です。）と呼んでいました。この村の名の由来です。

現在、村には「エコツーリズム」という観光事業が浮上し、住民たちは、特に子供たちのために、収益を改善して、より良い生活を送れるチャンスを期待しております。

観光アトラクションの情報を提供するために、そこには、住民たちの運営による観光案内所があります。　　　　　　　　

住民たちは、この地域の象牙ヤシの実を集め、民芸品の作成に精を出しています。

木の実を乾燥する期間を含め、六か月の行程を経て、イルカ、ハチドリなどの置物、ブレスレット、指輪、ネックレス、イヤリングなどのアクセサリーを作成しています。。

これらは、住民たちに雇用と収入をもたらします。これらの民芸品の作成は、森の木を切ることなく、落ちた実を使用しているため、豊かな生態系を保護することにも貢献しております。

環境、地球にやさしい、エクアドルの代表的な民芸品です。

エクアドル ハット アルテサノス

関連ページ

トキヤ草の帽子 〜 パナマ　ハット

トキヤ草から作られる帽子、パナマ　ハットは、エクアドルが原産地です。私は、この帽子をエクアドル　ハットと呼びます。エクアドル人の芸術作品です。

サパンとトキア草の伝統工芸品

サパンとトキヤ草の伝統工芸品、全て手編みの民芸品です。

銀、金属細工アクセサリー　

エクアドル、サンタ　エレナ県北部、海岸地方で若者たちのグループによって、作成された金属細工品（アクセサリー）は、赤道の海辺の輝きです。

パロ　サントのオイル

神秘の木、パロ サントから抽出されるオイル、精神の浄化にインカ時代から使用されていました。赤道の海辺の町から、世界中の皆さまへの贈り物です。

天然ハチミツ100%

エクアドル　サンタ エレナ県、多種の花から採取される純蜂蜜

竹の民芸品

エクアドル　サンタ エレナ県北部、竹の民芸品は素朴で温かみのある作品です。