エクアドル　サンタ　エレナ県　サリ-ナス郡 (Canton Salinas)

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サリ-ナス Salinas

 

サリ-ナスは、エクアドルの海岸地方において最も人気のあるリゾート地の一つです。

 

この町の観光業の発展は、国内外の観光客に注目されております。

 

サリ-ナスはグアヤキールから114kmの地点にあり、その名前の由来は、おそらく、汲みつくすことのできない、塩にあるのではないか、と思われます。(salinaはスペイン語で塩田の意味です。）　今日まで、塩は摂取され、産業化されてきました。

 

サリ-ナスが提供する観光の所産は、多様で変化に富んでおります。

 

太陽とビーチの観光は、サン ロレンツオとチピペ海岸として知られている、サリ-ナスの中心、マレコン通りに映しだされております。マレコン通りを中心に、市内バスツアー、自転車、馬車、三輪車での遊覧など、多様なアトラクションも用意されています。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　市内の高台 (チョコラテラ) から眺めた、サリナス市

 

 

サン ロレンツオビーチ San Lorenzo　

 

サリ-ナスのこの海岸には、1970年当初から大勢の観光客が訪れています。

 

海岸の前には、様々なタイプの宿泊施設があり、この国で最も新鮮な海鮮料理など、色々な料理を楽しむことができます。

 

又、テニス選手権、スポーツ釣り大会、重量あげ、ビーチバレー、サッカー選手権など、毎年、国際スポーツ大会が開催されています。

 

 

サリ-ナスのサン ロレンツオビーチに は、特に12月から4月にかけて、国内外から大勢の観光客が訪れます。

 

6月から10月にかけて、エクアドルの海岸近くで観測されるクジラは、全大陸を回遊しながら、世界中に生息しております。一年中、食料と繁殖のため、様々な海域まで泳いでいきます。

 

クジラのサイズには驚かされます。大人のクジラの例として、15mの長さがあり、重さは30から40トンもあります。平均、8頭のグループで泳ぎ、壮観なジャンプをします。

 

条件の良い船で、遠くからクジラを観測できる、この海岸から出航する、ベテランガイド付きの特別ツアーを、選択することができます。

 

 

                  クジラ祭りのパレードです。　　　　　　　　　　ボートに乗ってクジラ見物　約1時間

 

チピペビーチ　Chipipe　

 

サリ-ナスには、サン ロレンツオビーチと、観光客にとって、お気に入りのビーチの、チピペビーチがあります。

 

のんびりと休暇を楽しむには、理想的なビーチです。ヨットクラブの近辺を除いて、広大なビーチには波もなく平穏です。ヨットクラブ付近は、サーフボードの練習する場所で、サーファーたちが、見事に波の上を滑走しているのを、見ることができます。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広大な砂浜のチピペビーチ

 

マル ブラボ - プンタ カルネロ MAR BRAVO - PUNTA CARNERO

 

17kmにおよぶ広大なビーチで、高さ約3mの断崖があります。ここには、現在は廃館になっていますが、映画、テレビ、ポピュラーソングの大スターの舞台となった、パイオニア的なホテルのがありました。

 

海水は流れが速く、海水浴には適しませんが、サーフィンには適しているため、サーフボードと、サーフィンの国内及び国際選手権が開催されます。

 

この地域の周辺では、都市化が始まり、大保養地にあるようなアパートビル群が、建ち始めています。ハイシーズンには、ビーチライフを楽しむ人たちが多く押しかけ、サンタ エレナ半島での最高の夕日を見ることができます。

 

 

チョコラテラ: 軍事区域 - 海軍 Chocolatera: Area Fuerzas Armadas - Marina　

 

チョコラテラは、岬の最西端に位置し、エルニーニョとフンボルト海流が合流する地点です。

 

海底から砂を押し上げ、渦により、海面がチョコレート色になります。チョコラテラの名前の由来です。

 

ここは高台にあり、散歩や写真撮影をするには最適な場所です。ここから、クジラやアシカのような海に生息する哺乳類や、渡り鳥などを観測でき、岬全体の素晴らしい景色を楽しむことができます。

 

ロベリア: 軍事区域 -　空軍LOBERIA: Area Fuerza Armadas - Aerea　

 

20頭のアシカの生息地で、サーフィン区域の隣にあります。アシカたちは、ペルーの南沿岸からやってきます。

 

このビーチでは、途方もなく高い巻波がおき、サーフィン選手権が開催されています。このサーフィンの絶好地は、ラ ファエ,シットベイ、ラ チョコラテラとして良く知られています。

 

補足として、第2次世界大戦時の軍事基地の歴史的資料によれば、ここは、元々、漁民たちの定住地でしたが、一時期アメリカ人たちが使用していました。

 

　

 

サーフィンの国際大会が行われる、ロベリアの海岸 　　　　　サーフィンを楽しむ人たち

 

潮溜まり POZOS DE SAL (ECUASAL)

 

長年にわたり、海鳥と海に生息している哺乳類の研究をしている、ベン アアセ (Ben Haase)は、サリナスの潮溜まりが、地理的にエクアドルの南西の地点にあるため、多種類の渡り鳥が飛来し、鳥の観測に絶好の場所であると、考えておりました。

 

この地域は、環境に恵まれ、多くの鳥たちを引き寄せる、ユニークな生態系を形成しております。

 

鳥たちは、潮溜まりの恩恵による食物と、平穏な場所を必要としております。登録された109種類を、3グループに分類することができます。

 

• 定住する鳥

鳥の住み家は、一年を通して観察することができます。そしていつでも、食物を確保し繁殖し、その地で孵化してゆきます。

 

• 渡り鳥

北半球（南半球）で繁殖する鳥は、その後、南へ（北）移動し、毎年、南北を往来いたします。

 

例として、ミズカキチドリはアラスカで巣作りをして、秋には新しい羽根を再生する休息のために南米（エクアドル）方面へ向かいます。そして、春になり新しい旅立ちの準備をします。

 

• 不規則な鳥

重大な気象変化等により、不規則に姿をみせる鳥を時々見かけます。

 

ウメダル ベラスコ　イバラ HUMEDAL VELASCO　IBARRA　

ウメダルは、海岸から3kmの距離の場所にあり、ラ リベルタとサリナスの境界から北東に位置しております。

 

環境保護地区であり、主に空と水辺に生息する生物を観察することができます。色々な生息地域の固有の鳥類が見られ、サギ、熱帯の鵜、カモメ、グンカンドリを観察することができます。

 

ここでは、乾燥した環境で育つ、典型的な植物に囲まれている事に気づかされます。しかし、その廻りでは、短い生命周期の植物を見ることができます。

 

捕鯨博物館 MUSEO “GALERIA DE BALLENAS”

 

1987年よりFEMM財団（海の哺乳類の研究のためのエクアドルの財団）のボランティアは、エクアドル海岸に引き上げられた、海の哺乳類の標本を取集しました。

 

そこには、生物組織、歯、骨の標本も含まれております。収集された標本の一部は、2004年5月末、サリ-ナスに完成した、捕鯨博物館に展示されております。

 

この博物館において、訪問者は、エクアドル海域に生息する、クジラの種類の情報を得ることができ、12mの長さのクジラの骨格、歯の付いたマッコウクジラを含む色々な種類の頭蓋骨、制度上で保護されているイルカの教育と、科学的に価値のある標本を見ることができます。

 

金、土、日曜日は、食事と美味しいコーヒを楽しむことができます。カキ料理が主なメニューです。

 

 

                                                        大きなクジラの骨格

 

住所: Salinas, Av. Gral. Enriquez Gallo (Av. Segunda) entre calles 47 y 50
サリナス、エンリケ　ガロ大通り、47通りと50通りの間
電話: 593 4 2778329 - 2777335
開館: 月曜日から日曜日　8時より20時まで　（予約要）
ガイド料: 大人2.5ドル　子供1.5ドル（特別団体料金）

 

(開館日、入場料は変更する場合がありますので、ご確認をお願いします。）

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