ガラパゴス諸島 バルトラ島 〜 サンタ クルス島

ガラパゴス諸島 バルトラ島 〜 サンタ クルス島

ガラパゴス諸島 バルトラ島 〜 サンタ クルス島

2017年4月14日(金)、グアヤキール(Guayaquil) 空港より、ガラパゴス 諸島に向けて出発。 妻との二人旅でした。

 

ガラパゴス諸島は、太平洋上の赤道下にある、エクアドル領の諸島。Islas Galapagosは、スペイン語で 「ゾウガメの島」と言う意味です。 

 

500 - 1000万年前の火山活動から出来た島で、エクアドル本土から、西約900 kmにあり、19の主な島と岩礁から構成させています。 三泊四日の小旅行なので、空港に近くて、ガラパゴス諸島の中で2番目に大きな島、サンタ クルス島 (Santa cruz) だけの観光に絞りました。(1番大きな島は、イサベラ島) 

 

エクアドルの航空会社、タメ(TAME) 航空のチェックインカウンターで、ガラパゴスへ行くには、先ずは税金を支払い、「ガラパゴス入島のツーリストカード」を取る必要があると言われ、カウンターの隣にある窓口へ。.

 

税金は一人当たり20ドル、身分証明書を提示して、カードの発行を依頼、、ところが、係員から、パスポートのコピーの提示を求められる。「え〜そんなもの。持ってないですよ。だって、いつも、身分証明書だけで国内線は、搭乗できていたから.......」 

 

係員は、「ガラパゴスは、特別な地域、パスポートのコピーがないと、カードは発行できない。」 と相手にしてくれない。そこで、とうとう怒りが爆発、「一体、何が問題ですか?そんなに、私の身分が信用できないなら、日本大使館に今すぐ、電話してください!」と大声で怒鳴ってしまいました。

 

大きな声で、怒りまくったので、廻りの人たちからの注目の的でした。係員も慌てたらしく、「実は、身分証明書には、生年月日が記載されていないからです。ここに生年月日を書いてください。」 係員から渡された紙切れに生年月日を書いて、それで、ようやくカードを発行してもらいました。

 

カードがないと、飛行機には乗れないし、全てがダメになってしまうので、私も必死でした。それで、ついつい大声が........一瞬、冷や汗! 係員が英語を話せて良かった。私のスペイン語では、歯が立たず、ガラパゴスは、諦めていたかも? それ以降、パスポートのコピーも身分証明書と一緒に持ち歩くことにしました。

 

ガラパゴス諸島 バルトラ島 〜 サンタ クルス島

(右の写真が許可書、島を出るまで必要です。)

 

日本、外国から旅行者は、飛行機搭乗の際は、必ずパスポートは持参しているので、この心配はないと思います。

 

飛行機代は、エクアドル国内の他の向け地と比較するとかなり割高です。この時期で一人当たり約450ドル、グアヤキールとキト間の飛行機代の2〜3倍の料金です。

 

グアヤキールから約2時間のフライトの後、ガラパゴス諸島の玄関口、バルトラ空港 (Baltra Airport) に到着。タラップをおりたら、自分で空港内まで歩いていきます。
空港内へはいる通路の入り口に消毒液があり、そこで、靴を軽く消毒します。(その理由で、サンダル履きでは行かない方がいいですね。) 小さな空港で、無人島のため、廻りには何もありません。

 

ガラパゴスには、バルトラ島、サン クリストバル島、イサベラ島に空港があり、エクアドル本土からの便は、バルトラ島とサン クリストバル島へ飛んでいます。 

 

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空港内では、先ず、「入島税」を支払います。自国民は7ドル、外国人は100ドルの支払いが義務づけられています。(自国民とは、かなりの差ですね。) 

 

私たちは、エクアドルに滞在しているので、自国民と同じ金額でした。次に荷物検査、外国へ到着した時のように、質問状に記入して、バックなど、持ち荷物を開放して中身を検査されます。ガラパゴスの生態を守るため、生物のは持ち込めません。

 

空港をでると、ホテルの人が迎えに来てくれてました。空港からバス(無料)に乗り、船着き場まで20分。バルトラ島は無人島で背の低い草原が広がっています。

 

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船着き場で小さな船に乗りこみ約10分程で、サンタ クルス 島へ到着。船賃は1ドルでした。 

 

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サンタ クルス島からホテルまでは、約40分。広々とした草原の中を、緩やかな起伏の、真っすぐに伸びた道が続きます。

 

ガラパゴスの自然の美しさと豊かさを感じます。エクアドル本土は、この時期は、雨が多かったですが、ガラパゴスは殆ど降らないようです。

 

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ホテルはこの島の海岸の町、プエルト アヨラ (Puerto Ayora)から10分程、島の奥に入った緑に囲まれたところで、家族経営の小さなホテルで、オーガニックの果物をホテルの敷地内で栽培していました。

 

町から離れているので、買い物に不便ですが、のんびりと落ち着けるところでした。

 

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サンタ クルス島 (Santa Cruz) の ゾウガメ

2日目、ホテルで紹介してもらったガイドさんの案内で、サンタ クルス島を探訪。ガラパゴスは、多くの島と岩礁で構成され、全てが火山活動でできた島です。スペイン人によって発見されたのは、1535年とされ、それまでは、無人島だったようです。

 

ガラパゴス諸島 バルトラ島 〜 サンタ クルス島

 

                                                                    火山の噴火口跡

 

その後のガラパゴスは、海賊の隠れ家として利用され、1832年にエクアドルが領有を宣言した後、入植者が増えていったようです。

 

1978年、ユネスコ世界自然遺産の第1号に登録されました。 

 

先ず、二つの火山の火口の跡を見学に行きました。サンタ クルス島の火山は、現在は活動しておりません。近くには、溶岩で出来た洞窟」があります。 

 

サンタ ロサという場所に行き、公園内を見学、大きな「ガラパゴスゾウガメ」に出会いました。場所と島によって数種類のゾウガメがいるようです。

 

あの有名な「ロンサム ジョージ」の種類の亀は、ロンサム ジョージが死んで絶滅していまったようです。 カメからは、2 m 以上離れるように、ガイドさんから注意をうけました。

 

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チャールズ ダーウィン研究所を見学。赤道直下の強い日差しの中、ガイドさんと研究所まで歩く途中に大きなサボテンが。

 

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やっと研究所の入り口に着き、研究所の見学案内の地図を見る。

 

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長らく絶滅していたと思われていた、「亜種ピンタゾウガメ」は、1971年に再発見され、ジョージと名づけられ、チャールズ ダーウィン センター飼育されていました、事実上最後の一頭であり、ロンサム ジョージと呼ばれて親しまれてきましたが、2012年6月24日に死んでいるのが見つかりました。 

 

今は、はく製として、研究所に保管されております。はく製になってますが、世界一有名なカメを見て感激!

 

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チャールズ ダーウィン センター に保管されている、ロンサム ジョージのはく製

 

ここには、多くのカメやイグアナが研究のために飼育されています。

 

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                                           飼育されている多くのカメとイグアナ

 

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センター内にある、海イグアナの生息地は、残念ながら閉鎖されていて、見ることはできませんでした。

 

この日は、観光客はあまり多くなく、館内を2時間かけて、ゆっくり散策することができました。 チャールズ ダーウィン像と。

 

 

 

 

サンタ クスス島の海岸と景観

3日目は、ガイドは雇わず、たまたま通りかかったタクシーを借り切り、島内を見学。ガラパゴスには、タクシーは、本土で見かけるイエローキャブは、1台も走っていない事に気が付きました。

 

全て、荷台のついた4輪駆動車が、タクシーとして営業しています。普通乗用車では、走行が困難な舗装されていない坂道があるからでしょうね。

 

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プエルト アヨラの町を走るタクシー     

 

プエルト アヨラはよ良く整備された綺麗な町ですが、本土との比較すると物価が凄く高い。レストランで食事をしても本土の1.5〜2倍はします。観光地のためと、本土からの輸送費の問題でしょうか?

 

Playa de Tortuga 「カメの海岸」と言う地名があったので、タクシーの運転手に行ってみたい、と言ったら、そこには、カメは全くいないとの事。カメの産卵する海岸は、人の出入りが禁止されているとの事でした。

 

その代わり、綺麗な海岸に行こうと言って、プルト アヨラから30分、ガラパテロ(Garrapatero)と言う処へいきました。白い砂浜と透き通った海水は、びっくりするほど綺麗です。近くの池には、フラミンゴがいました。

 

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                 白い砂のガラパテロの浜辺                  近くにフラミンゴが

 

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              ガラパテロの案内図の前で              親切なタクシー運転手のフアン (Juan)

 

次に舗装されていない道を車を高台に走らせて向かったのが、セロ メサ (Cerro Mesa) と言う場所。 見晴らし台からの景観が素晴らしい!

 

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                                             見渡す限り、緑の海です。遠くに海が見えます。

 

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ここにも、火山口の跡が。 火口まで下りることもできるようです。

 

今回は、三泊四日のショートツアーでした。サンタ クルス島も、ほんの一部しか見ることができませんでした。ツアーも現地に着いてから、ホテルに頼んだもので、事前の情報が足りなったと思います。

 

それでも、美しくて雄大な自然を堪能し、ゾウガメとも出会いました。サリーナスの生物学の先生は、何十回行ってもまだ興味は尽きない、と言っていました。

 

多くの旅行会社が、ガラパゴスのツアーを企画しています。日本から来る場合は、団体ツアーに参加されたた方が安心かも知れません。

 

又、経済的に余裕のある人は、ガラパゴスクルーズは、色々な島を巡ることができ、楽しいと思います。しかし、大きな船ではないので、船酔いが心配な人は、避けた方が良さそうです。

 

赤道直下のため、日差しは強烈です。日焼け止めクリームと、サングラスはお忘れなく。湿気が少ないので、日陰は涼しく、朝晩は快適です。島の人たちは、皆、親切です。ゆったりと、自然を楽しむことができます。島の治安に関しては、心配ないと思います。

 

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親切なTwin Lodge Hotel の人たちと。        サヨナラ、ガラパゴス (チェックイン後の出発ロビー内にもお土産物屋があります。)


 

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