エクアドル　サンタ エレナ県の観光とビーチ

トップページ ＞ 観光とビーチ

サンタ エレナ県は、エクアドルの南西（コスタ）部に位置し、太平洋に面しています。

 

 

2007年に設立された、24県あるエクアドルのなかで一番新しい県です。サンタ エレナ、まさしく女性の名前ですね。16世紀のスペイン王女の名前がその由来です。

 

サンタ エレナ県には、首都のキトから、サリ-ナス空港までの国内便はありますが、便数が少く、航空運賃が割高なので、（国内線のTAME航空をチェック要）一旦、1時間かけて、エクアドル最大の国際商業都市、グアヤキールまで飛び、そこからバスかタクシーで行くことをお勧めします。

 

グアヤキールとサンタ エレナ県を結ぶ道路は、通常は、交通量は少なく道路事情も良く、2時間ほどで、スムーズに行けます。途中の道脇には食堂や、果物売りのテントが点在し、家々も少なく、のどかな、見晴らしの良い草原が広がっています。何にも無い、と言った方が、いいかも知れません。

 

 

道路から見えるのは、広い草原です。他は何〜にもありません。

 

背の高さを超えるサボテンも、良く見かけます。さすが、エクアドルだけあって、広大なバナナのプランテーションも見かけることができます。

 

私は、今までサリ-ナスとグアヤキール間を、何度も車でこの道路を往復していますが、こんなに広い草原は日本では見かけないと、いつも感心して眺めていました。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バナナのプランテーション

 

こちらに来る前までは、赤道直下ということで、蒸し暑い、緑の茂ったジャングルみたいなところを想像していましが、ここは、コスタと呼ばれる海岸地方、雨が少なく、熱帯砂漠気候との事です。

 

それは、太平洋の南がら上がってくる、フンボルト海流（ペルーｰ海流）の影響です。ペルー沖のエルニーニョの原因にもなる、この寒流のおかげで、気候はすこぶる快適です。

 

暑い時期は、12月から4月までですが、それでも朝晩は涼しい。5月から11月までは、日中でもエアコンは必要ありません。朝晩は、寒いくらいで上着が必要です。7月に晩の海岸通りを散歩する時は、ダウンを着ていました。これで、赤道直下なのかと、何か、不思議な気がします。

 

雨が少ない、と上述しましたが、確かに、2016年は、一年をを通して、雨の降った日は僅か2〜3日でだけでした。

 

処が、2017年は、１月中旬から4月にかけて、雨が多い日が続きました。この年は、エクアドル全土、近隣の国のペルーやコロンビアでも雨が多く、洪水や土砂崩れのニュースが多く報道されました。

 

多くの地元の人に「何故、こんなに雨が多いの？」と質問しても、明確な答えは、全く返ってきません。

 

こんなに雨の多い年は13年ぶりだとか、いや雨季だからいつもの事だとか、エル ニーニョの影響があるのではとか、人によって見解はマチマチでした。エクアドル人には、こんな事は、あまり気にならないようです。　

 

サンタ エレナ県は、3つの郡 (Canton) の下に8の教区 (Parroquia) から構成されています。

 

その下に、68のコムナ （Comuna） と呼ばれる村があります。　面積は、3,690 Km2で 日本の埼玉県（3,798 Km2) と同じくらいの大きさです。

 

もっとも人口は,2016年の時点でで50万人にも満たず、（2010年の統計、約30万人）700万人以上の埼玉県とは全く比較になりませんね。

 

2007年11月7日、エクアドル最大の都市、グアヤキールのある、グアヤス県から独立しました。観光産業をはじめ、これから発展を期待される県です。

 

サンタ エレナ県の3つの郡 (Canton)、サンタ　エレナ郡、ラ　リベルタ郡、そしてサリ-ナス郡についての、自然や観光とビーチ、そして興味深い場所について、紹介いたします。

 

右の図からのお判りのように、3つの郡の内、サンタ エレナ郡（緑の部分）は、圧倒的に、広い面積を有しております。