赤道の国のフルーツ
サンタ エレナ県は、果物が大変、豊富です。スーパーマーケットや市場へ行くと、日本では見かけない果物が、一年中、豊富に並んでいます。
そのまま食べられる果物もありますが、あまりにも酸味が強いので、ジュースにした方が良い果物もあります。
見たことの無い果物については、その食べ方を、地元の人に聞いて廻りました。
果物は新鮮で、値段も安い。南国では何と言っても、豊富な種類の果物を、食べれるのが楽しみです。
独断と偏見で、色々な果物を食べた時の感想を、記述してみました。
エクアドルのバナナは有名ですが、3種類あります。 黄色のバナナ、赤バナナ、そして青バナナ、黄色のバナナと赤バナナはそのまま食べて、甘く美味しい。
バナナ 青バナナ 赤バナナ
しかし、青バナナは調理用で、そのままでは食べられません。このバナナは、日本では見かけませんね。
知り合いのエクアドル人の主婦に、手間のかからない、一番、ポピュラーな青バナナの調理法を教えてもらいました。
青バナナを1cm くらいに切って、油で焼きます。 ビールのつまみや、子供のおやつとしても最高です。 このバナナチップスのことを、エクアドルでは、パタコン (Patacon) と呼んでいます。
青バナナを、油で焼いて、柔らかくなったら、上からギュっと抑え、潰して、丸い形にします。そして塩水にさっとにつけてます。パタコンの出来上がり。 簡単ですね。
青バナナをつぶして、豚肉とチーズを混ぜてボールをつくり、油で揚げます。これは、ボロン (Bolon) と言って、朝食として、コーヒーと一緒に食べると、大変美味しい。レストランの朝食のメニューに良く見かけます。
日本では、高級品として重宝されている、マンゴとパパイヤは、安い値段で手にはいります。
しかし、マンゴーについては、慣れていないと、良いマンゴの選び方は少し難しい。赤くて熟しているようでも、食べてみると硬くて酸っぱすぎ、食べられないことがよくあります。手触りと、見た目の経験です。
パパイヤは、びっくりするほど大きなものがあります。 あまり大きなパパイヤは、少し水っぽい食感でした。ほど良く熟れたマンゴとパパイヤは、甘くて、とても美味しく食べられます。
マンゴー (赤くて手触りが柔らかいものを選ぶ。) パパイヤ
私の家庭で、良くジュースにした果物は、ナランヒージャ (Naranjilla) と トマテ デ アルボル(Tomate de arbol) という果物、そのままでは、酸っぱくて、とても食べれません。
そこで、砂糖、牛乳とヨーグルトを混ぜ、ジュースにすれば、家庭での毎朝の栄養補給に最適です。
ババコ (Babaco) というおもしろい名前の果物も、ジュースとして使います。
ナランヒージャ (小さい) トマテ デ アルボル(小さい) ババコ (長さ30cmと大きい)
メロン、 グレープフルーツ (エクアドルではトロンハ Tronja と呼んでいます。)、 みかん (マンダリーナ Mandarina)は日本でもお馴染みですが、スーパーや市場で売っているものは、見た目が恐ろく悪い。
形と色を見ると、本当に、食べれるのかな、と思います。 見た目の商品価値を大事にする、日本のマーケットでは、とても売り物にならない、と思います。
しかし、中身は綺麗で、本当に美味しく食べれます。日本の農家が苦労して改良した、見た目の綺麗な果物も良いのですが、エクアドルの人たちは、見た目など、全く気にしていないようです。
メロン グレープフルーツ(トロンハ) みかん(マンダリーナ)
日本の夏の風物詩のスイカは、細長い形で、丸い形のスイカ(サンディア)は見られません。
甘くて美味しいパイナップル(ピ - ニャ pina)はドッサリと店頭に並んでます。
スイカ (サンディア) パイナップル (ピ - ニャ)
輸入果物としては、リンゴ(チリからの輸入)、オレンジ、キウイなどがありますが、自国産品と比べると
値段は少し高めです。
スーパーマーケットの輸入果物
マメイ (Mamey)と言う、あまり見た目が良くない果物ですが、触った時に柔らかくて、熟したものでないと食べられません。熟した時の、大きな種の廻りの実の色は、黄色です。少し歯ごたえがある感じで、ほんのりと甘味がありました。パインアップル、マンゴスチン、マメイは、果物の、「3大果物」と言われているようです。
ペピーノ ドゥルセ (Pepino Dulce) ピタアヤ (Pitahaya)
日本語すると「甘いキュウリ」、水分が多く、 別名、ドラゴン フルーツ、甘くて美味しい。
ビタミンCが多く含まれています。マクア瓜の味です。 アメリカ〜南米にかけて多くみられます。
ピタアヤ ロハ (Pitahaya Roja) 日本語で赤ピタアヤ。黄色のピタアヤより大きめで、中身の色と食感は、
黄色のピタアヤと同じでした。 しかし、黄色のピタアヤと比較すると、水分が多く甘みが少ない気がしました。
アメリカ大陸の亜熱帯地方が原産、南米ではグラナディージャ (Granadilla)と言います。トケイソウ、パッションフルーツとも言います。甘いくてゼリー状で種ごと食べるようです。私は、種が多く硬いので、とてもそのままでは食べることができない、と思い、ジュースにしました。
スペイン語でグロセジャ (Grosella)、グーズベリーの一種、切ると綺麗な星形をしています。
ほのかな甘みがあり、シャキッとした感じ。ジュースには向かないと思い、野菜と一緒にサラダにして食べました。
マラクヤ (Maracuya) は、南米アマゾンが原産、トケイソウの一種。果肉はピンク色で、小さい種が多い。
ジュースにしましたが、何となく、ピリッとしない味でした。
熱帯の果物のグアナバナ(Guanabana) ガラパゴスにあったグアナバナの木
グアナバナを切ると、白い果肉と大きな黒い種があります。(右写真) 森のカスタードと呼ばれ、凄く美味しい、と言う人もいますが、暗褐色の種をとって、ジュースにしました。私にとっては、甘味が足りなく感じ、市販のジュースを混ぜて飲みました。
ココナッツ (椰子 Coco) は、どこでも良く見かけますが、道路脇や海岸には、大きな実が今にも落ちてきそうなくらいまで、育った椰子を良く見かけます。落ちてきたら、どうしようかと、心配になります。
マーケットでも販売しています。ココナッツの果汁を冷やして飲むと、日差しの強い昼は最高に美味しい。店頭や、リヤカーでの移動店舗でも、ココジュース、ココソフトクリーム、アイスキャンディーとして販売しています。
日本では、アボガド (Avocado) と呼ばれている、熱帯アメリカ原産の果実は、脂肪が多く、「森のバター」と言われています。スペイン語では、アグアカテ (Aguacate) と言っています。スペイン語圏でアボガドと言うと、弁護士 (アボガード Abogado) と間違えられるので、注意してください。
スーパーマーケットのココ、綺麗に包装されて売られてます。 アボガド (アグアカテ)
もし、読者の皆さんが赤道の国に来ましたら、多くの種類の果物を、十分楽しんでください。
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