エクアドル　赤道の国　〜　海辺の町から

読者の皆さま、エクアドルという国について、先ずは、何を思い浮かべますか？スーパーマーケットでよく見かけるエクアドルバナナですか？

地理と生物に興味のある方でしたら、ガラパゴス諸島がエクアドルの領土である事は、ご存じかと思います。でも、日本から遠く、知名度のインパクトが少ないため、南米ではあまり馴染みがない国でしょうね。　

「南米へ行くとしたら、どこへ行きたいですか？」と質問すると、大抵の人は、「そうですね。ペルｰのマチュピチュ、クスコ、ナスカとチチカカ湖、ボリビアのウユニ塩湖かな？」と答えると思います。

エクアドルまでは、日本からアメリカ経由で24時間以上かかり、ほんとに遠〜い国と感じます。国土は日本の3分の2ほど、エクアドルとはスペイン語で「赤道」を意味するって、ご存でしたか？

赤道はエクアドルの首都であるキト（Quito)を通過しています。キトは2,850メートルの高地にあり、日本からキトに着き、町をちょっと早歩きした時は空気が薄く感じ、頭がクラクラしたのを覚えています。高地では、ゆっくり歩きましょう。タバコを吸う人は、ゆっくり吸いましょう。

日中は日差しが強烈ですが、高地のため、朝晩はセーターが必要なくらいです。１日の内に四季がある町、又は「常春の町」とも言われています。旧市街は、歴史的な建造物が多くあり、雰囲気のある素敵な町です。

しかし、私は、キトに来ると、一日目は、必ず、頭が痛くなります。お腹がいたくなる事もあります。これは、高山病ですね。二日目からは、少しづつ良くなります。この症状は、人によってかなり違うようです。知り合いの奥さんは、あまりにも体調が悪く、良くならないので、日本に帰ってしまいました。個人差があるので、こればっかりは、高地に来てみないとわかりません。

赤道記念碑　（黄色の線が赤道）　　　　　　　　　　もう一つの赤道　（赤い線が赤道）

　　　　　　　　　　　　　　　　　え！赤道って二か所あるの？

私は、2016年2月より、エクアドルの南西部に位置する、サンタ エレナ県、県庁の物産振興課に、JICAのシニア海外ボランティアとして、民芸品など、県の特産品の販売促進の活動をしてきました。（2017年12月末まで）　

サンタ　エレナ県は、エクアドルの首都、キトから車で10時間程のところです。通常は、キトから飛行機でグアヤキールにまで飛び、グアヤキールから、車で、約2時間です。

人口30万人（2010年の統計）程の、太平洋側に面した、緑豊かな小さな県です。そこには、質素で素朴ですが、明るく、活気溢れる、赤道の国の人々の生活があります。

私の体験や、職場や廻りの人からの情報をベースに、エクアドル、サンタ エレナ県の歴史と遺産、自然、観光とビーチ、生活と習慣など、その魅力と情報を紹介いたします。

遠〜い赤道の国、海辺の町のニッチな世界を探索してみませんか？

ここは、サンタ　エレナ市の入り口です。

看板は、日本語にすると、”ようこそ、サンタ　エレナへ！”

歴史、文化遺産、教会
先史時代から植民地時代までのサンタ エレナ県の歴史と遺産
カトリックの国エクアドル、サンタ エレナ県の教会巡り。

観光とビーチ
サンタ エレナ県の長くて美しい海岸線と素朴でユニークな村々。

生活と習慣
サンタ エレナ県、サリナスでの生活情報と習慣。

エクアドル情報
エクアドルの基本情報、サンタ エレナ県外の町など。

特産品

質素で素朴な村の住民が丹精こめて作成した、ユニークな特産品を紹介いたします。

サンタ エレナ県は、商品を公正に販売促進することにより、彼らの生活の質を向上させ、県内を活性化させる活動をしております。サンタ エレナ県のユニークな商品に興味のある方は、是非ご覧ください。

中南米探索
併せて、他の中南米諸国も探索します。